購入のヒント(乗用芝刈機)

乗用芝刈機をご購入の際に考慮すべきポイントは次の通りです。

考慮するポイント:

芝生を刈る場所の広さと状態はどのようなものですか?

芝生の面積が大きく、障害物があまりない場所であればあるほど、刈り幅が最低1mはある大き目のカッティングデッキを装備可能な機械を準備する必要があります。広いエリアであっても木立や藪が植生している場合には、狭いところでも通過できるように刈り幅(カッティングデッキのサイズ)は小幅であることが大切です。

トラクター(センター式) か ライダー(フロント式)のどちらが最適ですか?

トラクターとライダーの主な違いは、トラクターにはカッティングデッキが機械本体の真下にあり、ライダーでは機械本体のフロント部分に設置されていることです。
広々とした場所を刈るのであれば、カッティングデッキが本体の真下にあるトラクターでも、フロントにあるライダーでもどちらでも使用可能です。芝を刈るエリアに木立がたくさん植栽されていて障害が多い場合などには、フロントにカッティングデッキがあるライダーを使用するのが便利です。ライダーは抜群の小回り性能で木立の間を縫って芝を丁寧に刈ることが可能です。

トラクター:センターカッティングデッキ

+ カッティングデッキと集草器具(オプション)までの距離が短いため、集草作業が非常に簡単です。
+ 前輪にかかる重量と、後輪にかかる重量のバランス配分が良く、非常に安定した走りを実現します。
– コーナーの芝刈りや、木立の間を縫うような作業には向いていません。
– フロントカッティングデッキのライダーと比較すると、前輪が芝を踏みつぶした後にセンターカッティングデッキで芝を刈るため、芝刈りのできばえは多少劣ります。

ライダー:フロントカッティングデッキ

+ 障害物の周りや木立の間などもスムーズに芝が刈れます。
+ カッティングデッキが前にあるので、芝を目で確認できます。
+ 前輪で芝を踏み潰すことがないので、できばえは最高です。
+ 操作がとても簡単です。
– カッティングデッキが衝突した時のリスクが高くなります。

芝刈りの回数はどのくらいですか?集草は行いますか?

芝生の管理はどのくらいの頻度で行いますか?人員、見栄えなども考慮しなければなりません。伸び放題に伸びた芝生、あるいは、強い品種の芝生の芝刈り作業にはボリュームがあっても淡々とこなしていける後方排出かサイド排出装備のカッティングデッキの使用が適しています。

バイオクリップ方式は、よく手入れをしている芝生に適しています。バイオクリップを使用すると刈った芝生を細かく粉砕し芝の肥料にしますので、作業効率、見栄え共に最高です。刈り取られた芝生には水分が含まれているので、その水分で芝生が乾燥しにくくなるという利点もあります。

もちろん集草も可能で、集草すると、清潔感のある見栄えになり、雑草の種子の飛来や、アレルギーを防ぐ効果があります。

サイド排出

+ 後方排出と比べると、刈られた芝が一列に並べられたようになり見栄えがきれいです。
+ 芝のボリュームがあってもパワフルにきれいな仕事を行います。
– サイドの排出口が飛び出ているので、細かいエリアでの操縦性能が少し劣ります。
– 飛び石や草の飛び散りが出る場合があります。

後方排出

+ サイド排出型に比べ、操縦性が優れている。
+ 飛び石の危険がほとんどありません。
+ 周りに刈った芝を飛び散らさないので、人がいる公園などの作業にも最適です。
– 芝刈り機本体の下部が刈った芝で汚れます。
– 比較的乾燥している気候でも刈った芝が固まりやすく、まれにまだらになることがあります。

バイオクリップ

+ サイド排出や後方排出以上の見栄えを実現できます。
+ 飛び石の危険が少ない
+ 刈った芝を粉砕し肥料として散布されるので、養分や水分が芝生に吸収される。
+ 周りに刈った芝を飛び散らさないので、人がいる公園などの作業にも最適です。
– 伸びきった草を刈込む際、芝刈り機の運転が早過ぎるとまだらになることがあります。
– カッティングデッキが飛び石や硬い障害物に弱いです。

集草

+ 集草をすると、ほうきで掃いたようなできばえを実現できます。
+ 雑草の種子の飛来を防ぐ効果があります。
+ サッチ(芝の刈りカス)によるアレルギーを減らす効果があります。
– 集草した場合は、肥料を定期的に芝生に与えなければなりません。
– 集草した草は堆肥場に運び、堆肥にします。

操縦システムと駆動システム

操縦システム(ステアリングシステム)は4つのタイプに分類できます。 前輪ステアリング、従来型の関節ステアリング、ハスクバーナのライダーステアリングと後輪ステアリングです。

自動車と同様に、乗用芝刈機はマニュアルまたは油圧式(自動の)ギアボックス(トランスミッション)を装備しています。油圧式トランスミッションは走行が滑らかで快適な仕事ができます。マニュアルのトランスミッションは作業を行う前にギアをチェンジさせてから、作業を行うので常に停止状態でギアチェンジを行います。

前輪ステアリング (トラクター)

+ 優れた駆動力
+ 優れたブレーキ性能
– 高速時の回転半径が大きい
– 回転半径が大きいので、刈り残しの円が大きい
– 傾斜地で前輪が浮く危険がある

一般的な関節ステアリング

+ 前部と後部が屈折します
+ 優れた駆動力
– 曲折時安定が悪くなる
– 刈り残しが比較的小さい

ハスクバーナの関節ステアリング
(ハスクバーナが特許取得のライダーステアリング)

+ 刈り残しの円は最小です
+ ハンドルをいっぱいに切っても優れた安定性を維持します
– 傾斜を下降する際のステアリングが若干難しい

後輪ステアリング

+ 推進力がある
+ 優れたブレーキ性能
– 鋭角でターンすると内側の車輪が横滑りする
– ハンドルをいっぱいに切っても刈り残しの円が大きい

付属品(オプション)が可能性を広げます

トラクター、ライダー共に一連のアクセサリを装着することが可能です。用途に合わせてスイーパー、スプレッダーなどご用意しております。(日本での取り扱いがないものもありますので、詳細はお問い合わせ下さい。)

  • 枯葉のマルチング バイオクリップ装着のライダーとトラクター
  • 枯葉用の集草バック
  • 除雪用スノーブレード
  • 春季の道路掃除用ブラシ など